臨場

臨場 (光文社文庫 よ 14-1)臨場 (光文社文庫 よ 14-1)
(2007/09/06)
横山 秀夫

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警察小説が大好きな私。横山作品もけっこう読んでます。本作が文庫本になっていたのを書店で見かけて、さっそく購入。

これは短編集なのですが、すべての物語に必ず登場するのが、倉石という検視官です。
鑑識にまつわるお話ばかりなんです。

50代を迎えても、現場から離れようとしない、まさにプロフェッショナル中のプロフェッショナル。
当然、管理職の方々からは好かれませんけどねぇ。
でも、組織になじまない彼も、その実力がゆるぎないものであるが故、誰も文句を言えない、と。

ひゃあ〜、カッコええ。

無愛想で近寄りがたい雰囲気を身にまといつつも、時折垣間見える優しさ。
それで、仕事がバツグンとは。
理想ですな、いやホント。

面白かったです♪


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ダイスをころがせ!

ダイスをころがせ!〈上〉 (新潮文庫)ダイスをころがせ!〈上〉 (新潮文庫)
(2005/04)
真保 裕一

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ダイスをころがせ!〈下〉 (新潮文庫)ダイスをころがせ!〈下〉 (新潮文庫)
(2005/04)
真保 裕一

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去年の秋か冬か、そのあたりに読んだ小説。
30を過ぎた男たちが国政選挙に挑むお話。読んでいるときは、けっこう夢中になってた気がするけど、なぜ記事にしなかったんだろうと記憶を辿ると・・・。
終わり方に全然納得がいかなかったからだ!
上下巻とも読ませておいて、こういう終わり方するか??と。結局どうなるのかが知りたかったんですけども
いったん、ムカついちゃったんで、今まで夢中になっていたものがアホくさくなっちゃって(笑)
結局、「青春だよね〜」「正義が勝つ!ってカンジよね〜」とか思ってんだろ?!と悪態づいておきます・・・。

毒吐きついでに。
ストーリー中に出てきた、物事をすべて子宮で考える女。ムカついたわぁ(笑)
ジャマだジャマだぁ〜どけどけ〜っ!(いつもここから風)

あ〜っ、すっきりした!

頼みますよぉ、真保先生。いっつも読むの楽しみにしてるんすから。


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ラッシュライフ

ラッシュライフ (新潮文庫)ラッシュライフ (新潮文庫)
(2005/04)
伊坂 幸太郎

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相性が悪いのだろうか。
今回のこの作品も、なかなか読み進めることができませんでした。

主な登場人物である4人の物語が、最後につながってくるわけですが。
通常なら、「そういうことだったのぉ」と驚きを伴い、本を閉じるわけですが。

後半にさしかかるあたりから、それぞれの物語の絡み方が簡単に予想できてしまうのです。
そして、クライマックスを迎えるあたりには、どうしても展開にムリがあると感じてしまい、ため息をつきつつ、読了いたしました。

うーむ。
人気のある作家ですし、映画化されている作品もあります。
でも、私はちょっとニガテなタイプなのかも。
「彼の快進撃はこの作品からはじまった!!」的な触れ込みというか宣伝文句を鵜呑みにしてしまいました

「陽気なギャングが地球を回す」でしたっけ?
ちょっと他の作品とは毛色が違った作品のような気がするので、それを読んでみた上で、今後の関与の仕方を考えることにしますか・・・。関与って(笑)

他にオススメの伊坂作品がございましたら、ぜひご一報を。


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ホームレス中学生

ホームレス中学生ホームレス中学生
(2007/08/31)
麒麟・田村裕

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けっこう前にマイミクさんに頂いて読んだのですが、日記に書くのを忘れておりました

ご存知、麒麟の田村氏が執筆したベストセラー本でございます。
中学生の頃、夏休みを公園で過ごしたことがあるというエピソードを中心とした自叙伝。
最初TVで本人がそれについて話していたとき、極貧生活ネタの一部であってフィクションだと思っていました。マジだったんだぁ、と。夏でよかったねぇ、と
本の表紙、ダンボールが描かれてますけど、ダンボールハウスを作って住んでたわけではないんですよぉ。食べるものがなくてダンボールを食べたエピソードから来ているんだと思います。
文章はうまくないし(むしろヘタっぴ)、けっこう間違った日本語も多いけど、かえってホントに自分で書いてるんだなぁ、と。こんな経験をしたことのない私にも、描かれているシーンが容易に想像できるところにすごく感心しました。
それと、お母さんを想う気持ち。なんだかホロリとさせられそうでしたよ。

しかし、売れてますねぇ、この本。
小中学校からの注文もすごく多いとか。これを児童・生徒に読ませて・・・という目論見がなんだか浅はかでヤな印象を受けましたが、何か?(笑)
読んで、今の生活に感謝しなさい・・・とか、すごく安直でイヤです。
ひねくれてますか??

興味があるけれど買ってまでは・・・という状況でいただいたので、すごく嬉しかったです。
と同時に、同じような理由で読んでいない人も意外と多いこと(笑)

今、この本は会社の別フロアへ移り、経理部へ旅立っていきました。経理部の2人目の同僚が読んでいる頃です

keiさん、ありがとうございました!!

ホームレス中学生への興味はボーダーレス。


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天国はまだ遠く

天国はまだ遠く (新潮文庫)天国はまだ遠く (新潮文庫)
(2006/10)
瀬尾 まいこ

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たまたま本屋さんの新潮文庫コーナーのそばを通ったら、これが平積みされているのを見かけまして。
この作品が、加藤ローサ×徳井義実(チュートリアル)主演で映画化され、秋に公開されると知っていたので、買って読んでみました。

生保会社勤務のOLが仕事と職場の人間関係に疲れ果てた末、自殺を決意し、日本海側の山奥の民宿に出かけていくというお話です。
けっこう有名な作品ですのでネタバレもOKかなと思うので書きますが、結局自殺は未遂に終わり、その後も民宿での生活をしばらく続けていくうちに、民宿の主人や村の住民、山々の風景に癒されながら、頼りないながらも生きる希望を見つけて再起するというストーリーです。
映画化に関する情報を知っていなければ、それに囚われずに色々想像の羽を広げられた気もしますが、OL=加藤ローサ、民宿の主人=徳井さんという図式が完全に頭を支配してしまっていたので、映画を観るにあたっての予習みたいなカンジになってしまい、読了。
描かれる日本海側の空や海や山は、決してきらびやかなものではないけれど、素朴な風景や人々のぬくもりに触れたからこそ、もう一度頑張ってみようと思えた・・・ということなのでしょうねぇ。

実際、こういう女性が職場にいたらどうだろ?
きっと、「親切にするべきだろう」という理由で、話しかけ悩みを聞きつつも結局、「最後は自分次第でしょ」とか言ってしまいそう。
そして、もっと自分のダークサイドが隠しきれない場合は、ひたすら近づかないことに努力しつつ、心の中でイラッときてると思います(笑)

あー、コワ。自分。


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ブラックペアン1988

ブラックペアン1988ブラックペアン1988
(2007/09/21)
海堂 尊

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海堂作品に目がないワタクシ。
いつも単行本になるまで待てません。本作も、書店で見かけるたびにぐっと堪えておりましたが、ついに降参です。ガマンできませんでした。買っちゃいました。読んじゃいました。

一連の東城大学医学部を舞台とする作品から見ると、スターウォーズでいうエピソード1的な位置づけになるんじゃないかと思います。
だって、速水・島津・田口トリオがまだ学生ですし。バチスタシリーズの高階病院長だって、まだ講師だし。ナース陣の若かりし頃についても描かれております。
単体でも面白い!という読者レビューをちらほら見かけたのですが、それはどうかな?
「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」「ジェネラル・ルージュの凱旋」そして「螺鈿迷宮」を全部読み終えてから、本作を読まないと、楽しみの幅が狭まっちゃうなと思います。

まぁ、そんなことはさておき。
医療技術については何にも分からないのでどれほど現実に近いリアルな描写がされているのかは判断できませんが、とても楽しんで読めました。一気読みです。
ブラックペアンがなぜブラックでなければならないか。
その理由をラストで知ったとき、ちょっとした衝撃を受けました。
読後感はおかげでGOOD

毎度、なんの参考にもならない読書日記・・・(笑)

それにしても素人の私には、用語で困る部分も少々。
ペアン? あれ?コッヘルとは違うん?とか・・・。
外科ではコッヘルは登場しないのか??
医療に関連する映画とかドラマとか小説をいくら読んでも、基礎知識って身に付かないっすねぇ(当たり前か)。
大昔、手術室ナースをしていた実母に電話して質問しようかとも思ったけど、そうこうしているうちに読み終えちゃったから、まぁ、いっか


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迷宮遡行

迷宮遡行 (新潮文庫)迷宮遡行 (新潮文庫)
(2000/10)
貫井 徳郎

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久々の貫井作品。と言っても、数冊しか読んだことないけど。

なんだろう。今まで読んだ彼の小説とはちょっと印象が違ったな。
主人公の内面描写はさすがに細やかでいいなぁと思いつつ、イマイチ没頭できない自分が・・・。結局、主人公のキャラクターに共感できないんだろうなぁ。
典型的な「ダメ男」が主人公だと、きまって感情移入ができない・・・。
小説の世界に浸ることを、ダメ男に対する怒りがジャマするんです、おそらく(笑)。
「しっかりしろよ!」と背中を叩きたくなること数十回。ひと言余計なんだよ的な性格も受け入れられない(笑)。
ストーリー展開もスピード感があり、ドンデン返しもあり、ハマる人はハマると思う。
それにしても、クライマックスについては、残念。
いや、分かるよ。あなたたちの気持ちは・・・、でもそうくる?というカンジ。って何言ってるか分かんないっすよねぇ・・・トホホ。

公私ともどもバタバタしている中、唯一「自分の時間かも。」と思える通勤の往復で読んだのに、ステキな読後感が得られなかったのは、残念でした。

でも、この方の描く「どこか陰のある苦悩する男」は好きなので(笑)、懲りずに他やこれからの作品には引き続き期待を寄せておきます(ってなんで上から目線?(^m^))。


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